SPECIALIZED_2017_Fuse Expert Carbon 6Fattie【詳細】

メーカー希望小売価格(税込)442,800円のところ・・・・

 2017ニューモデル入荷。「ファットバイク」ほど太すぎず、「従来からの標準的マウンテンバイク」よりフタ回りほど太いタイヤの新しい規格のマウンテンバイク「セミファット」のご紹介です。

 ちょっと前から流行の、4インチほどの極太タイヤを標準装備の「ファットバイク」では、タイヤが太すぎて使いにくい。
 と言って、昔からある2インチほどの太さのマウンテンバイクでは、物足りない。
 そこで間を取って3インチほどがちょうど良いのではと、「セミファット」、「650bプラス」、「シックスファティー」、・・・まだ業界でも統一名称がはっきりしていない、新しい規格のマウンテンバイクです。
 タイヤは、太いほどグリップが良くなり、上り下り、カーブやブレーキ時に滑りにくく、安定感が増します。また、こちらのタイヤ外径は29インチ相当で、障害物の乗り越えも楽です。さらに、空気圧を低めにしても、リム打ちパンクのリスクが少ないので、なおさらグリップが高くなり、乗り心地もラグジュアリーで、初心者でも安心して荒れたオフロード走行が楽しめます。

 メリットはたくさんあるのですが、デメリットとしては、太いタイヤになればなるほど、タイヤは重量を増し、それを支えるフレームも重くなりがちです。加速が鈍り、登りが辛くなり、小回りがしにくくなります。
 解決策として、このモデルでは、軽量で頑強なカーボン(CFRP)製フレームを採用し、さらにジオメトリーの最適化、寸法的な見直しを図りました。
 デメリットを最小限に抑え、扱いやすいマウンテンバイクになっています。

 さて、おすすめポイントをもう一つ。
 ダウンチューブのボトルケージ台座部分は、ワンタッチで着脱できるフタになっていて、中は小物入れになっています。スペアチューブなど、サドルバッグ無しでも携行できます。最新のカーボンフレームだからこそのテクノロジーで、もちろん窓が開いていること前提の設計ですから、強度面でも問題ありません。他にも、チェーンツールや折りたたみレンチなど、必要な携帯工具も、自転車本体にうまく収納できるようになっています。
 楽しい自転車遊びの経験がない設計者では出てこない発想ですね。

2017年02月06日|Fuse詳細:詳細fuse